さまざまな色の歴史 5
わたしたちは、複数の色の違いを識別することができます。
しかし、人間の視覚器官には、それらの無数の刺激に対応するだけの無数の受信装置があるはずはありません。
おそらくいくつかの基本的受容器があって、それらの反応の組み合わせで、無数の変化をもつ刺激を分析し、解読しているにちがいないと仮定されてきたのです。
それを説明できるような色覚モデルが19世紀以来考えられてきました。
そのひとつはヤングーヘルムホルツの三色説といわれるものです。
現在では人間の網膜にある氏細胞のうち、主に色を感知する錐体細胞に、もっぱら赤い光に感じる赤錐体、緑に反応する緑錐体。
それに青の感覚に関係する青錐体の三種類があることが推定されるので、その仮説モデルはほぼ承認されるようになりました。