さまざまな色の歴史 7
デ・ヴァロワの実験は、人間とよく似た色覚をもつといわれる旧世界猿の水平細胞から微少電流を検出し、分析したものです。
この6種類の基本主要色は、まだ言葉をおぼえる以前の人間の幼児でも、それぞれのちがいを区別することができるといわれる組み合わせです。
つまり、白、黒、赤、緑、黄、青の6つの主要色に対する感覚こそ、通文化的意味範疇の基本と考えることができるというのです。
いささか説明が煩雑になったので、余計な注釈は切りあげて、ケイとマクダニエルの改訂モデルを見てみることにしましょう。
この基本色彩範疇は、人間の六つの奏色彩知覚にもとづくものです。
それらが英語の基本色名の頭文字、または頭文字と小文字の組み合わせで示されています。
この第五段階にあたるのが、基本色彩範疇です。
白(W)、赤(R)、黄(Y)、緑(G)、責(Bu)、黒(Bk)と記されています。
この段階は、次の4通りの複合範疇の基礎です。
そのひとつは明色―暖色の範疇、次は暗色―寒色。
残りは暖色全体の範疇と寒色系の範疇です。