事実の代替化 4
「なぜそこが故障したの?」
「おまえたちが乱暴に扱うからや」
「そうでもないがな」と、使う人と修理する人との対話が始まりだしました。
彼女たちは、どんな操作をした時にどこに故障が起きたとか、あの時自分がああやったからやな、などと考えるようになってきました。
そして、こんなやりかたをしていたら停まったと、保全の人たちに故障直前の作業の様子を説明するようになってきました。
作業面でのいろいろな改善点もわかりだしてきました。
保全担当のほうも、ただ修理する、位置が狂ったから正常位置に戻すというのではなく、そういう作業に耐えるにはとか、位置が狂わないような改善修理はどうしたらよいか、などと考えるようになってきました。
この結果、日に2、3回も現場に呼び出されていた保全担当には、それが1日おき2日おきとなってきて、余裕が出てきました。
それによって、改善のための時間がとれることになってきました。
製造のほうも、トラブルが減少してきて、残業をやらずに済むようになってきました。