明確な機関間対立
現実には、首長選挙のときの支持不支持を反映して事実上の与野党関係が行われており、事実上の安定多数与党の存在が首長対議会工作において重要な意味をもっていることも否定できません。
・・・しかし、もともと二元的代表制に基づく機関間対立主義をとっているため、たまたま首長の政党的支持基盤と議会多数派との政党色が異なる場合には・・・
「少数与党」の首長が議会承認人事や予算審議等で苦境に立つことがみられます。
しかし、こうした事実上の与野党関係の存在にもかかわらず、首長は、住民の代表機関として、内閣に比べてはるかに議会に対して距離をおき、ときに超然とした立場をとることができます。
それゆえ、この首長の政治的姿勢がこれを補佐する職員機構に大きな影響を及ぼすことになるといってよいでしょう。
しばしば首長が、二党一派に偏しない県民党(ないし市民党)的立場Lを表明するのも、党派に分かれて競い合う議会に対して自らの独自性を打ち出そうとする意図の現れとも解釈することができます。
次は意思決定の自律性にみられる相違です。